里芋をそれなりの規模(10a以上)やるときにネックになってくるのが連作障害の問題です。
連作障害なんか出たことない…2年目は全然取れなくなった…などなど人によって意見は様々。
ここでは私が調べた里芋の連作障害とその原因と対策についてまとめていきたいと思います。
里芋の連作障害の原因
原因は、「ミナミネグサレセンチュウなど…」なのでその防除が対策になります。
センチュウといっても種類は様々。土壌には常に存在するもので、センチュウの少ない圃場を維持することが出来ればいいようです。
連作障害の対策
新たな作物を導入する場合、特に連作障害が出やすい作物の場合は予め圃場の準備や対策を考えて置く必要があります。以下、対策。
- 輪作
- 薬剤散布 土壌消毒
- 水田化
- 緑肥
- 土作り
輪作
連作障害対策として一番効果的なのが「輪作」です。
里芋だと3〜4年空けるようです。なかなか難しいですね^^;
来年から里芋専用圃場として20a用意したのでとりあえず連作してみたいと思います。
その圃場は大雨が降ると水に浸かってしまうので「水田効果」もあって連作できるかもしれません。
里芋くらいしか作れない…そんな圃場なのでなんとかそれで安定してほしいというのが本音です。
土壌消毒 薬剤散布
ネマトリンエース散布が定番ですね。
私は、使わなくていいなら「無農薬」で栽培したいのでこの方法は最終手段になりますね。
あとは、太陽熱マルチ処理で土壌消毒という方法もあります。
水田化
減反や転作で栽培が広まった地域では、里芋の畝間に水を張って栽培していますね。
特に8月頃の土壌水分が少ない時期に行われます。水田を利用し、連作障害対策と冠水が同時に出来る栽培方法ですよね。
この栽培方法で作られた里芋の食味はどうなんでしょうね。水っぽくならないのか。
緑肥
輪作ともかぶりますが、センチュウが嫌がる緑肥を入れることで耕種的防除が出来るようです。
例えば、里芋の畝間にマリーゴールドを植える。
里芋の収穫後→翌年の里芋の植え付け前まで緑肥をかませる。
北東北だと10月末に緑肥撒き〜4月中旬鋤き込みです。もう少し早く里芋を植えたいですが…。
ライ麦(イネ科)やヘアリーベッチ(マメ科)などで対策できそうです。連作畑はコレを試してみます。
土作りにも繋がる部分ですね。
土作り
有機物が不足している土壌だと、色々な障害や病気が出やすいです。これは何を作っても。
成長の段階で作物に負荷がかかるからだと思います。
里芋は肥料食いなので堆肥を投入したり、緑肥をすき込んだりすると効果的なようです。
とりあえず一年やってみて…ですね。
もうすぐ春なのでウキウキです。
里芋頑張りましょう。
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