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里芋栽培を考える①

2023年

里芋を考える

新たに導入を考えている「里芋」を研究していきます。

参考にした本はコチラ→

里芋はどんな作物か?

原産地は熱帯地域。雨の多い地域の作物なので日本での栽培品種も乾燥に弱く多日照を好み、適温は25〜30℃。低温に弱く(15℃以下)降水量が少ないと収量が減少する。日本では、縄文時代から栽培されている。

東北地方での作型

  1. 4月に植え付けで9月〜11月に収穫の黒マルチ高畝一発栽培。芽出し後に通路にもマルチを敷いて収穫まで放置。畝に120黒マルチ 通路に95黒マルチ
  2. 透明マルチし使用して4月植え付け5月芽出し、6月頃にマルチを剥がして月一回の土寄せと追   肥。 畝に75透明マルチを使用

出荷調整

手掘りor機械で掘り上げ(鋤型堀取り機、芋掘り機)

毛羽取り 手作業or毛羽取り機

芋分離 手作業or芋分離機

洗い作業 手作業or芋洗い機

袋詰め 手作業

どこまで機械化するか?面積に応じて検討。

普通貯蔵出荷と種芋貯蔵

11月以降、霜が降りると屋外での保存が出来ないのですべて掘り採りビニールハウスで貯蔵して出荷していく。

種芋は、予めハウスの中で乾燥させ株ごと貯蔵し1mくらい穴を掘って埋めて土を被せる。

※ネズミ対策も兼ねて、断熱材を側面に使用。

品種

  1. 土垂 定番の白茎系 多収で作りやすく寒冷地にも向いている
  2. セレベス 赤茎系 東北だと北上の二子里芋はこの系統
  3. 石川早生 9月頃に収穫できる早生品種 

他にも地域によって特産とされる里芋が多数存在する。茎を食べる品種もあるが今回は割愛。

果樹栽培との時間のバランスを調整して組み入れる

雪解けが3月中旬なので、4月の上旬から畑の準備をして植え付けを4月中に終わらせる。

9月中旬から収穫&出荷を始めて10月末までに全て掘り上げてハウスの中に入れて乾燥させる。

種芋用にハウスの中に1mの穴をほって断熱材を壁面に敷き詰める。穴の上に防寒対策としてきゅうりアーチを使った簡易ハウスを建てて保温する。

面積にもよりますがこのやりかたなら一人でも合間に出来そうですね。

里芋栽培を考える② 種芋貯蔵
今日も剪定作業です。 最低気温は−13℃…。雪面がいつもよりイガイガしています。 とりあえず畑に行って少しずつでも進めばいいんです。無理はしない。 北東北での里芋の冬季種芋貯蔵 「里芋栽培」 おそらく最大のネックは「種芋の貯蔵」だと思います...

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