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ビニールハウス建ての「はかる」

2023年

今回は「はかる」に関する記事です。

何かを「建てる」ときには、基準となる「はかる」という作業が最も重要になります。

それには、様々な道具と知識を使います。

まず、一例として東北地方の一般的なビニールハウスの設計を解説します。

その前に、単位の解説ですね。

間(けん)→1間=1.8m

間口(まぐち)が3間=5.4m   4間=7.2m →ハウスの入口(妻面)のことです。

長さ10間=18m →これはそのまま18mの長さのハウスです。

基本的には、均等に補強が入りますがハウスの長さによって臨機応変に変えていきます。

東北の一般的なハウス(雪害対策)は…

25mmのアーチパイプが45cm間隔。さらにその内側に一間おきに42.7mmのアーチパイプが入ります。最近の新設ハウスは、建てやすい32mmのみのハウスになってきています。

画像のような感じです。

同じ間隔で同じ高さ・長さで建てないと、上に被せるビニールがまっすぐ張れなかったり、最悪の場合は雪で力がかかり潰れたり、ビニールが破れることになります。

「はかる」道具を紹介していきます。

  • 巻き尺 
  • メジャー
  • バカボー

 巻き尺は、外周を測ったり直角を出すのに使います。ハウスの四隅に直角三角形を作るやり方です。

コレは後ほど別記事で解説します。

 メジャーは常に持ち歩いて細かい計測に使います。表示が大きいマグネット付きがオススメ。

無いと仕事になりません。

 バカボーは、連続して計測する場合や長さを決めて印をつけていくときに便利な道具です。

販売しているものもありますが、私は端材で作っています。例えば直管に45cm刻みで印を付けたい時には、3mのバカボーに45cmずつ印をつけてそれを当てて直管に印を付けていけば、いちいちメジャーをあてるより正確でスピードも早いです。

「はかる」→「しるし」をつける。

  • 濡れていても書けるペン
  • ビニールテープ
  • 水糸

濡れていても書けるペン

部材が濡れていたり、雨の中で働くこともあります。普通のペンだと書けない場面では濡れていても書けるペンが大活躍です。2色持っておくと使い分けができます。

ビニールテープ

電工用のビニールテープです。ちょっとした目印のほかに補修など。あると便利です。

水糸

ピンクの極太が見やすいです。印の高さにそろえたい時やパイプの面を揃えたいときなど。

これもないと困る道具です。

いかがだったでしょうか?

ビニールハウス建て以外にもDIYなどでも使える知識だと思います。

参考になさってください。

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